太陽光発電技術研究組合（以下、PVTEC）では自主事業として 2016 年 12 月 15 日に「屋外環境下における I-V 特性測定方法ガイドライン」を発行しました。 このガイドラインでは、Ｉ－Ｖ特性測定において低照度からの測定を許容すると共に、測定の簡便化、測定方 法の明確化を行い従来の JIS C 8953 に比し簡便で測定機会を大幅に増やした内容としてまとめました。本ガイ ドラインによって得られる測定結果は、JIS C 8953 に比し測定精度は劣りますが、太陽光発電所の不具合の可 能性を判断し、詳細な点検実施の要否を協議するための参考データとして利用することを目的としていました。 しかしながら太陽光発電所の保守点検を実施するに当たり、いろいろな測定器が販売されている状況を鑑み I-V 特性測定器やその他の保守点検機器を整理して公開することが必要ではないかとの意見もあり、国内で取 り扱われているさまざまな保守点検機器の機能・特徴を整理して公開することとしました。 ここに公開する内容は、機器製造メーカや国内販売代理店にヒアリングしてまとめたものですが、I-V カーブト レーサ／故障診断器／EL 検査装置／赤外線サーモグラフィのカテゴリー別に整理しました。この公開情報が太 陽光発電所の保守点検を実施される方々のお役にたてれば幸いです。 なお詳細につきまして確認が必要な方には、メーカに直接お問合せいただきますようお願い致します。
2018 年 3 月 15 日